1月から12月まで、それぞれの月ごとに定められた宝石が誕生石です。
それぞれの生まれ月の宝石には意味があり、自分の生まれた月の宝石を身につけていると幸せが訪れると信じられています。
古くから護符として使われてきた誕生石、戦士の甲冑や刀剣に埋め込まれたり、手鏡やティースプーン、ピルケースといった身の回りに置く品々の装飾として用いられたりと使われ方はさまざまですが、やはりアクセサリーにして身につけるのが一番多くの人が用いている方法ではないでしょうか。
リングやネックレス、ペンダント、イヤリング、ピアス、ブレスレット、ネクタイピンといった気軽に身につけられるアクセサリーに誕生石をアレンジするのが定番になっています。
誕生石の入れ方も、誕生石をメインの石にして作るデザイン以外にも、メインの石をダイヤモンドにしてサイドに小さな誕生石をあしらうデザインや、婚約指輪や結婚指輪などでは、リングの内側に誕生石を埋め込んだりするデザインなども好まれています。赤ちゃんが生まれた時に、赤ちゃんのお守りと家族の記念碑的な宝物として、赤ちゃんの生まれ月の宝石をあしらったベビーリングを作る人も増えています。
自分の護符として誕生石の入ったジュエリーを身につけるのはもちろんですが、大切な人へのプレゼントの品に誕生石をあしらったジュエリーを贈るのもステキです。相手の方を想う心が伝わる感じがしませんか。
誕生石は誰が決めた?
誕生石の起源は占星術や地域に根付いた言い伝えなど定かではありませんが、文章として残っているものとしては、旧約聖書があります。
旧約聖書の「エジプト記」には、イスラエルの祭司長の胸当てにはめ込まれた12種類の宝石として、そして「ヨハネの黙示録」中には、理想郷として描かれた聖都の12 の城門の土台を飾る宝石として登場しています。
これらはイスラエルの12の部族あるいは12の使徒の象徴とされていて、これが現在の誕生石の基礎となったようです。
伝承にすぎなかった12の宝石が「誕生石」として世に登場したのは、18世紀のポーランドの宝石商によるものが始まりで、当初は宝石商によって使われる宝石の種類は異なっていました。
その後、時代や地域性、はたまた宝石商の思惑(こう書くと身も蓋もないですね。)なども絡みあって、1912年にアメリカの宝石業界が統一したのが現在の誕生石の基本になっています。
誕生石は国によって違う!?
さまざまな変遷を経て統一された誕生石ですが、その国の地域性や民族性によって、選定されている宝石が異なると言う性格も残しています。
例えば、水晶を好むイギリスでは、4月にロック・クリスタル(無色透明の水晶)、5月にクリソプレーズ(アップルグリーンの石英の塊)、7月にカーネリアン(オレンジ色の石英の塊)が誕生石になっていたり、南半球に位置するオーストラリアでは、新緑の季節が11月になるので、エメラルドが11月の誕生石になっていたりします。
日本でも3月の珊瑚や5月の翡翠が誕生石として一般的に使われていますが、これらは日本由来のものです。
珊瑚は、桃の節句がある3月に桃色が美しいサンゴを当てはめたもの。翡翠は、新緑が美しい5月に古来から日本人に好まれている緑色のヒスイを当てはめたもので、日本らしさを取り入れた誕生石になっています。
誕生石が2種類! どっちを身につける?
6月のムーンストーンとパールのように、誕生石が複数選定されている月があります。
こんな時、どちらを選ぶか悩まれたことありませんか?
「どちらが正しいですか?」
誕生石を選ぶ時に一番多く質問されるのがこの質問です。多くの方が疑問を感じられるのではないでしょうか。
答えは、「どちらでも」です。
誕生石には、その時代や地域・民族性が色濃く反映されいてますので、どれが正解というものはないからです。
その月の宝石に選定されいてる宝石の中から、色や輝きの好き嫌いや宝石が象徴する言葉やパワーによって、自分の好みで選んでいいわけです。
1月の誕生石
ガーネット(Garnet)〜努力を実らせ、恋愛を成就させる石〜
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ガーネットは丸い結晶が集まった状態でよく産出され、この様子がザクロの実に似ていることから、ラテン語のgranatum(ざくろの意)に因んで、ガーネットと呼ばれるようになりました。
日本名もそれにならってざくろ石になっています。
赤い宝石のイメージが強いガーネットですが、実は橙、褐、黄、緑、黒など色は多彩で、ガーネットグループは、アルマンディン、パイロープ、スペサルチン、グロッシュラーなど、実に14もの種類があります。
宝石として最も価値のあるガーネットは、カットするとダイヤモンドのような強い光沢を放つ、草緑色のデマントイドといわれています。
和名 | 柘榴石(ざくろいし) |
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石言葉 | 貞操・真実・友愛・忠実 |
効果 |
古くからお守りとして用いられてきた最も古い宝石です。宝石の元祖として1月の誕生石に選ばれています。 実りの象徴とされているガーネットは、こつこつ積み上げてきた努力を成功へと導き、恋愛の成就にも効果を発揮するといわれています。 目標の達成を願う人や大切な人との変わらない愛を願う人には是非身に付けてもらいたい宝石です。 ガーネットは、血液の循環を活性化し、キレイにしてくれる力を持つともされています。 肉体と精神、両方のエネルギーを活性化して、生きることに対して前向きな気持ちを高め、恐怖心や不安などのマイナス感情を明るいエネルギーに変化させてくれます。 これまでの努力を結果に結びつけてくれる石ですので、進路の決定や重要なプロジェクトのお守りとしてもおすすめです。 出産関係にもとても良いお守りとなってくれる石ですから、安産祈願のプレゼントにもいいかもしれませんね。 |
2月の誕生石
アメジスト(Amethyst)〜直感力を高める、魔よけのお守り石〜
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アメジストは、紫色をしている水晶です。
水晶に含まれる鉄イオンと天然の放射線によって紫に発色したものが紫水晶と呼ばれていて、宝石としては、透明感があり、色が濃いものが最良とされています。
アメジストという名前は、ギリシャ神話に登場する少女の名前に由来していて、本当は「アメシスト」と書くのが正しいようです。
西洋では、アメシストのグラスでワインを飲むと悪酔いしないと信じられています。
日本では紫色は一番高貴な色とされていたため、アメシストを所有することが出来たのは位の高い人だけでした。
和名 | 紫水晶(むらさきすいしょう) |
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石言葉 | 誠実・心の平和・高貴 |
効果 |
高貴な色を表す紫色をしたアメジストは、キリスト教では、神聖さの象徴とされ、『司教の石』と呼ばれています。日本や中国でも、昔から高貴な石とされてきました。 アメジストは霊性の高い石とされ、マイナスのエネルギーをプラスに変える効果があるといわれています。 最大のエネルギーは「調和・調整・統合」で、持ち主の精神状態を安定に導き、苦しみや不安、ストレス等を和らげてくれる石です。 第六感を高めて、邪悪なものから身を守るお守りとしての効果も期待でき、「愛の守護石」として大切な人との心の絆を深め、真実の愛を守り抜く強さをはぐくむともされます。 またアメジストは古来より「酔い止め」のお守りにもされてきました。恋愛においても悪酔いから身を守るといわれ、心のなかの不要な感情を取り除き、人を見抜く目と、正しい決断力を与えてくれます。 なかなか出会いに恵まれない人や、見た目に惑わされて失敗しがちな人におすすめの石かもしれませんね。 |
3月の誕生石
アクアマリン(Aquamarine)〜癒しを与え、幸福な結婚へと導く石〜
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アクアマリンはエメラルドと同じベリル(緑柱石)という鉱物の一種です。
緑柱石(ベリル)には、たくさんの種類があり、緑色のものはエメラルド、ピンク色のものはモルガナイトと呼ばれています。
アクアマリンはこのベリルグループの中で淡青から青色に色づいた石のことです。
宝石名は海水のような青色をしていることから「海の水」に由来して付けられたものです。
通常、結晶は柱状で、大型の結晶では長さが1mを越える原石も存在します。
アクアマリンの青色は鉄の混入によるもので、宝石としては、ダークブルーのものが最も評価され、多数の成長線があるものは、キャッツアイ効果や6条スターのアステリズムを持つケースもあります。
宝石として使用されている結晶の多くは、青色を濃くするために、加熱処理を施しています。
和名 | 藍玉(らんぎょく) |
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石言葉 | 冷静沈着・勇気・聡明 |
効果 |
海の水を指す名前を持つアクアマリン。この石は古くから船乗りのお守り、豊漁の石として用いられてきました。 アクアマリンは深い癒しのエネルギーを持つ石とされていて、エネルギーの滞りを洗い流し、精神や感情での浄化とも言える働きをしてくれます。 身につけると、まるで海の水に心身をゆだねたような静かで清らかな気持ちで満たされるといいます。 幸福、永遠の若さと魅力、夢の実現、健康、歓喜、富などを象徴する石でもあるので、幸せな結婚生活をもたらしてくれる石として結婚前の女性に贈るのにも最適です。 水の性質を強く持つ石ですので、美容師や飲食関連、漁師など水と関わる仕事をされている方にもおすすめの石です。 |
ブラッドストーン(Bloodstone)〜気力を高める、授かり石〜
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ブラッド・ストーンは細粒な石英の結晶の緻密な集合体で、ジャスパー(碧玉)の一種です。
地色は濃い緑色で酸化鉄を主成分とした血の滴を思わせる赤い斑点模様が特徴です。
中世ヨーロッパで、処刑されたキリストの血が十字架の下にあったジャスパーに染み込んでできた石と伝えられたため、ブラッドストーン(地の石)と呼ばれるようになりました。
斑点の多くは赤色ですが、黄色やオレンジ色の模様もあり、地色が緑色ではなくて全体的に赤や黄色っぽくなっているものは、ファンシーブラッドストーンとも呼ばれています。
エジプトのヘリオポリスで産出したため、ヘリオトロープ(太陽を呼び戻す石の意)とも称され、古代には血止めの薬効があるとされて使われていました。
和名 | 血石(けっせき)、血玉髄(ちぎょくずい) |
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石言葉 | 献身・寛大・勇気・救済 |
効果 |
ブラッドストーンは、キリストの血が染み込んだ石というその云われから、自己献身の象徴、困難を乗り越える力をもたらす石とされています。 また、血液関係の病気全般に対して良い影響を持つともされています。 「献身」を象徴する石ですから、寛大さと優しさをはぐくみ、大きな愛で他人と接することができるようになると言われています。持ち主に包容力と優しさを芽生えさせるブラッドストーン、惜しみない愛を与えることが、より深い愛を得ることにつながり、信頼できる人間関係を築く助けになってくれるはずです。 血液と密接な関係がある石なので、そばに置くだけで血液が活性化し、気力や体力が高まることで集中力が増し、逆境に負けずに前に進む勇気を与えてくれます。少し気弱になっている自分がいたら、身に付けてみるといいですよ。 「授かる」というエネルギも持つこの石は、妊娠したい女性や妊娠中の女性の流産を防ぐお守り石としてもおすすめです。 |
コーラル(Coral)〜生命力を強くし、想像力と実行力を高める石〜
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珊瑚は鉱物ではなく、サンゴ虫と呼ばれている生物から造られたものです。
「サンゴ虫」という言い方をしますが、実際には虫ではなくて、イソギンチャクやクラゲの仲間である「腔腸動物」の一種、つまり動物です。
宝石になるサンゴは、サンゴ虫の中でも8本の触手を持っている八放サンゴです。
八放サンゴはプランクトンを食べて内部に骨格を作りながら増殖し、樹枝状の集合体を形成します。
この集合体は海底(水深100~400m)の岩に根を下ろしたような形で生息し、死ぬと外部の組織が腐敗して、骨格だけが残ります。
この残った骨格が本サンゴと言われています。赤色のイメージのある珊瑚ですが、真っ赤なものからピンク色・乳白色・黒色と幅広い色合いのものがあります。
和名 | 珊瑚(さんご) |
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石言葉 | 確実な成長・長寿・聡明・幸福 |
効果 |
コーラルは昔から魔除けや旅行のお守りにされてきました。また嵐を鎮める力があるとして、古くから船乗りのお守りとして用いられてきた石です。船酔い防止になるとも言われています。 マイナスの思考を取り去り、心のバランスを回復させてくれる力があるので、緊張を解き、感情と心をリラックスさせ、安定した性格にしてくれるといいます。 母の愛のように持ち主をやさしく包み込んでくれる石なので、身体の発育を助け、頭脳の発達を促すように、子供のお守りとしてもよく用いられています。 生命力を高める石ですので、赤ちゃんがほしい人や、長寿のお守りにしたい人、願いをかなえたい人におすすめです。出産祝いや長寿のお祝いに贈るのにもふさわしい石です。 |
4月の誕生石
ダイヤモンド(Diamond)〜意思を強め、永遠の絆をつぐむ石〜
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ダイヤモンドと言う名前は、ギリシャ語の「征服しがたい」という意味のadamas(ダマス)に由来します。
言うまでもなく非常に硬い鉱物です。(近年もっと固い鉱物が発見されていますので、一番固い鉱物ではなくなりました。)
ダイヤモンドの原石を研磨して宝石にするのには、ダイヤモンド粒子を利用した砥石や研磨剤が使われています。
ほとんどの鉱物が複数の元素の組み合わせで成り立っているのに対して、ダイヤモンドは炭素単体からできあがっています。
地球内部の130~200kmの深さにある、マントルと呼ばれる場所で生成されたものが、その後の地殻変動を経て地表へと押し出されたものです。
採掘されるダイヤモンドのほとんどは黄色を帯びており、宝石に利用できる透明なものはその内の1~2%程度にすぎません。
和名 | 金剛石(こんごうせき) |
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石言葉 | 不滅・永遠の絆・純潔 |
効果 |
ダイヤモンドは、これを持った人の想念や意思を強化し、身体の周りに強力な力の場を作り出して困難を乗り越えさせ、目的を達成するのを助けるとされています。 いわばダイヤモンドは「増幅器」のような存在、持つ人のエネルギーを強烈に増大させる石であり、小さな石であってもその力は非常に強力です。 永遠の絆を象徴するダイヤモンドは、エンゲージリングの定番でもあるように、人間関係や事業などを強固に結びつけてくれます。 白いものは永遠の絆を、ピンクのものは喜びを、黒いものは悪霊祓いのエネルギー傾向が強いと言われています。 目標を達成したい人、困難を乗り越えたい人、優柔不断な性格を直したい人、愛の誓いを立てたい人におすすめの宝石です。 |
5月の誕生石
エメラルド(Emerald)〜心身を整え、愛を達成する石〜
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エメラルドはアクアマリンと同じくベリル(緑柱石)という鉱物の一種で、クロムを含有することでグリーンに発色したものを指します。
ベリルグループの中でも極めて産出量が少なく、良質のものは小さな結晶にしか成長しません。
ほとんどのエメラルドは内部に内包物や傷を持っているので、より透明に近いものが最高品質とされています。
ただ、曇りがあってもとても深い緑を持っているものは、比較的高く評価されます。
硬度はありますが、劈開性をもつため割れやすく、取り扱いに注意が必要なジュエリー職人泣かせの宝石です。
和名 | 翠玉、緑玉(すいぎょく・りょくぎょく) |
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石言葉 | 幸福・幸運・夫婦愛 |
効果 |
エメラルドは恵みと慈悲を象徴する石です。予知能力を授けてくれる石、ユダヤ教では「聖なる宝石」、キリスト教では「法王石」とされています。 古くから叡智を象徴する石としても知られ、多くの知的な職業にある人々に愛されてきました。 クレオパトラが愛した宝石としても有名です。 愛の力が非常に強いエメラルドは、恋愛成就や幸せな結婚のお守りとしても効果があるとされています。恋人同士で持つと、お互いの浮気心を封じるお守りになってくれるかもしれません。 「自分と周りを癒す」性質を持つこの石は、イライラを鎮めてやさしい気持ちを思い出させ、周りとの調和を促してくれます。 人間関係に悩んだり、疲労がたまっている人、家族や恋人との絆を深めたい人におすすめです。 魔よけとしての一面も持つこの石には、性的暴力を免れる暗示もあるので、痴漢やストーカーに悩んでいる人にもおすすめしたい石です。 |
ジェイド(Jade)〜人生の成功を守護する、魔よけの石〜
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日本や中国では古くから珍重されている宝石です。
カワセミ(翡)の美しい緑の羽に色彩が似ていることに因んで名づけられました。
大別するとジェイダイト(硬玉)とネフライト(軟玉)の2種に分類され、本翡翠とされるのは硬玉です。
英名では、硬玉と軟玉とを総称してジェイドと呼んでいます。
翡翠といえばやはりグリーンのイメージが強いですが、ラベンダーカラーや濃厚なグリーンのものまで色のバリエーションが非常に多い石です。
宝石としては、クロムを分有することでエメラルドのように緑色に発色したものが価値が高く、その中でも透明感のあるものは中国では「ろうかん」、西欧では「インペリアルジェイド」と呼ばれています。
和名 | 翡翠(ひすい) |
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石言葉 | 不死・純粋・知識・慈悲・正義・道徳 |
効果 |
古くから、『魔法の石』『奇跡の石』として世界各地のいろいろな民族に珍重されてきた石です。 日本でも縄文時代から勾玉として使用されてきました。 「仁・義・礼・智・信」の5つの徳を備えた石として、持ち主に天の叡智を授け、意識を高め、人徳を与える効果があるとされています。指導的な立場の人が身につけると、多くの人々から敬意を払われ、支持を得ることができます。 翡翠は、持ち主の理想や夢を潜在意識に落とし込んで、その夢に関わる予知夢を見せてくれたり、夢を叶えるために必要な現象を引き寄せてくれて、その結果、希望の未来を手に入れる手助けをしてくれると言われています。 落ち着いた冷静さと揺るぎない忍耐力を養い、災いや不運から持ち主の身の安全を守ってくれる石でもありますから、悪夢を見やすい人や、逆境が続いている人にも、魔よけのお守りとしておすすめの石です。 人間関係を良くしたい、願い事を叶えたい、幸せになりたいと思っている人のサポートにピッタリです。 |
6月の誕生石
ムーンストーン(Moonstone)〜女性性を高め、愛を深める石〜
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ムーンストーンは、フェルドスパー(長石)の一種です。
カリウムを主成分とするカリ長石と、ナトリウムを主成分とする曹長石(そうちょうせき)が薄い層状で規則的に重なり合って形成されています。
層はとても薄く、厚さは光の波長程度(1メートルの100万分の1程度)です。
宝石としてカットされた時に、表面に月光を思わせる神秘的な光(シラー)が浮かぶことから、ムーンストーンと呼ばれています。
一般的にキャッツアイ効果を持っており、無色で青白い光を放つものをブルームーンストーンやロイヤルムーンストーンなどと呼びます。
青い閃光を放つものが最高級とされていますが、無色・イエロー・オレンジの色のものもあります。
和名 | 月長石(げっちょうせき) |
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石言葉 | 愛の予感・知性・健康 |
効果 |
女性なら誰もが憧れる永遠の若さ・永遠の愛を象徴する石です。 月の光を宿したようなムーンストーンは、古くから月の神秘的な力を秘めた石として人々に愛されてきました。『月』は女性性の象徴であり、そのエネルギーを持つとされるこの石は、女性をサポートしてくれる力にあふれています。 『恋人たちの石』『愛を伝える石』とも言われ、持ち主を優しく大らかな愛情で満たしてくれる石です。 優しく大きな愛情をはぐくみ、女性性を高め、愛する人との恋愛の成就、さらには幸福な家庭へと導く効果があるといわれています。 怒りや悲しみなどで情緒が不安定になっている時には、この石を身につけることで波立った感情を穏やかに鎮め、平和な心を保ち続ける助けにもなります。 インスピレーションを高め、感受性を豊かにし、自分のなかに眠っている力を引き出してくれる石でもありますから、自分の進むべき道に迷っている人には、迷いを取り去り、正しい選択へと導いてくれる道しるべとなってくれます。 もっと女らしくなりたい、恋人がほしい、将来の見通しがほしい、そんな人におすすめです。 |
パール(Pearl)〜女性の美を象徴、縁結びの石〜
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パールは鉱物ではなく、貝の内部で生成されたものです。
貝が砂などを取り込むことによって偶然に作り上げられる希少性の高い宝石です。
貝には自己防衛本能があり、貝の中に砂粒や別の生物(小さい虫や魚など)が異物として入った時に異物の周りに殻を形成して身を守ろうとします。
その過程で生成された殻が真珠です。
このような自己防衛システムを持つ貝は、1000種類以上生息するそうですが、宝石となる良質の真珠を造り出す貝は多くありません。
海の貝ではアコヤガイ、クロチョウガイ、シロチョウガイ、マベガイなど、淡水の貝ではイケチョウガイ、イガイ、ドグガイなどの限られた貝からだけ宝石としての真珠を得ることができます。
パールの由来には、ラテン語で「洋ナシ」を意味する(Perla)とする説と、「貝」を意味する(Perna)とする説とがあります。
真珠というとまん丸の粒が思い浮かびますが、天然の真珠で丸く成長するものは稀です。
真珠はさまざま形状で育ち、これらはバロック真珠と呼ばれています。
そのため、真珠の養殖方法が開発される以前、丸い真珠はとても高価な宝石でした。
和名 | 真珠(しんじゅ) |
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石言葉 | 健康・長寿・富・無垢 |
効果 |
パールは、その強い守護力ゆえ、昔から船乗りや漁師などの海難事故を避けるお守りにされてきました。 貝が自らの力で創り出すことから、持ち主の創造力を高めるとも言われています。 生命体が生み出した真珠は、生き生きとした活力のあるエネルギーを宿していますので、ストレスで疲れた心身を癒してくれます。母貝の苦しみの中で宝石に変わったように、抵抗力を養い、困難を克服する勇気と力を与えて持ち主の成長を促してくれます。 冠婚葬祭などで身につける宝石として使われているのは、パールにマイナスのエネルギーを遠ざけ、良いエネルギーを呼び込み、身を守る力があるとされているからです。清浄で落ち着いた空間を求める人におすすめです。 母性を高める効果をもつともされています。清楚な魅力が身につき、女性のよい性質が強調されるので、女性の感性をいかした仕事や活動に携わる人によいお守りになりそうです。 また、パールは、よい縁を結ぶパワーにあふれ、美しくなりたい女性をサポートするといわれています。 |
7月の誕生石
ルビー(Ruby)〜愛と勝利をもたらす、情熱の石〜
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ルビーはアルミニウムと酸素で構成されているコランダムという鉱物で、ダイヤモンドの次に硬い石です。
名称はラテン語のルビヌス(赤い)に由来しています。
コランダムは本来は無色の鉱物ですが、結晶を構成しているアルミニウム原子の一部がクロム原子と入れ替わることによって赤く発色したものがルビーと呼ばれ、それ以外の色のものはサファイアと呼ばれています。
クロムの混入の度合いによって赤色の濃さが異なり、多いほど赤みが強くなりますが、多くなりすぎると灰色になってしまって宝石としての価値はなくなってしまいます。
もっとも高価とされるのは、ピジョンブラッド(鳩の血)といわれる、少し青みを感じさせる色をしたルビーです。
また、内包された微細なルチルのため、6条の光を放つスタールビーなども希少性があり高く評価されています。
和名 | 紅玉(こうぎょく) |
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石言葉 | 情熱・仁愛・自由・威厳・カリスマ性 |
効果 |
宝石の女王とも称されるルビーは情熱的な性質を持つ石です。 古くから、「勝利の石」と呼ばれ、カリスマ性を高める石、権力の象徴として愛されてきました。 この石は非常にエネルギーが強く、アクティブなエネルギーを高めてくれるとされていて、恋愛や仕事だけではなく、性的な高揚感や魅力を高める力も持ちます。 ダイヤの次に硬いコランダムグループに属するルビー。その硬度は、身に着ける人の意志を強めたり、組織の基盤、人の絆などを強くしてくれるといいます。燃えるような赤色には不滅の炎が宿るとされ、健康や富を守護し、満ちたりた気持ちと深い愛情に恵まれるパワーを与えてくれます。恋の成就を願う人にもおすすめです。 ルビーは精神的なエネルギーの活性にとても有効ですが、身体に対しても力を発揮してくれます。体力的に辛い時期を乗り切る為のお守りとしても、これほど頼りになる石はないかもしれませんね。 |
8月の誕生石
ペリドット(Peridot)〜前向き志向になれる、太陽の石〜
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ペリドットはニッケルやマグネシウムと鉄を含有する珪酸塩鉱物です。
マグネシウムの含有量が多いほど黄色が、鉄が多くなるほど濃い緑色になります。
ペリドットとは宝石名で、鉱物学ではオリーブ色をしていることから「オリビン」と呼ばれています。
和名のカンラン石の「カンラン」も"オリーブ"という意味に由来するといわれています。
光の屈折率が高いペリドットは、他の宝石に比べてわずかな明かりでも色を放ちます。
このため、ヨーロッパでは夜会の席などに好んで用いられ、「イブニング・エメラルド」とも呼ばれて人気があった石です。
中でもペリドットキャッツアイとスターペリドットは希少性が高く評価されています。
和名 | 橄欖石(かんらんせき) |
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石言葉 | 幸福・夫婦の幸福・和合・知恵・分別 |
効果 |
闇夜でも光を放つペリドットは、内部に太陽の力が宿っている石として古代エジプトの時代から「太陽の石」と呼ばれ珍重されてきました。 暗闇の中に光をもたらす精神的な意味合いを含み、ペリドットと金とを一緒にした護符を身につけると不安や恐れを取り除き、ネガティブなエネルギーから身を守ってくれるといわれています。 ペリドットは、持ち主に太陽のような明るさを与えてくれる石です。自分自身を否定したり、プレッシャーを感じやすい人に、自分を肯定することの大切さを教えてくれます。憂鬱な気分を追い払い、ネガティブシンキングをポジティブに変化させることで、ストレスを和らげる力がありますので、後悔しがちな人、ネガティブになりやすい人、嫉妬や恨み、怒りを捨てられない人におすすめです。 また、身近な人との関係を良くする力を持つことから「夫婦和合の石」とも呼ばれています。家庭内に悩みを抱えている人にも助けになる石です。 内面の輝きや魅力を引き出す石ともされていますので、異性や周りの人からの注目度をアップしたい時には、パーティーなどの席に身につけて行くといいですよ。 |
9月の誕生石
サファイア(Sapphire)〜集中力と直観力を高める、聖なる石〜
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サファイアはアルミニウムと酸素で構成されているコランダムという鉱物で、ダイヤモンドの次に硬い石です。
名称はギリシャ語のサフィルス(青いの意)に由来しています。
コランダムは本来は無色の鉱物ですが、結晶に不純物が混ざることにより発色します。
赤く発色したものはルビーと呼ばれ、それ以外の色のものをサファイアと呼んでいます。
サファイアと言うとブルーのイメージが強いですが、赤く発色したルビー以外は全てサファイアと呼ばれますので、実際には青・ピンク・オレンジ・緑・紫・黄・白・無色などのさまざまな色のものがあります。
このため、「サファイア」と言った場合にはブルーサファイアを示し、以外のものについてはピンクサファイアやイエローサファイアなど色を明示して呼ぶのが一般的で、これらを「ファンシーサファイア」と総称して区別することもあります。
内包された微細なルチルのため、6条の光を放つスターサファイアは希少性があり高く評価されています。
和名 | 青玉(せいぎょく) |
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石言葉 | 祈り・冷静沈着・誠実・徳望 |
効果 |
古くから聖職者が身につけてきたサファイアは、賢者にふさわしい石といわれてきました。 強い鎮静効果をもつとされ、魂や感情の混乱をしずめて不必要な妄想を取り除き、真実を見抜く直感と洞察力をもたらすと言われています。 ダイヤの次に硬いコランダムグループに属するサファイアは、その硬度から「堅固な愛の証」を象徴するものとして、恋人や夫婦の絆を強めるともされています。身に着ける人の意志を強めたり、組織の基盤、人の絆なども強くしてくれるので、事業を営む人やスポーツ選手など、自分自身の力とチームワークとを必要とする人におすすめの石です。 知性と冷静な判断力をもたらしてくれる石なので、すぐに感情的になって混乱に陥りがちな人にも心強い見方になってくれるはずです。 |
10月の誕生石
ピンクトルマリン(PinkTourmaline)〜心を浄化し、愛を呼ぶ石〜
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トルマリンは摩擦や加熱によって帯電するという特徴を持ちます。
そのことから和名では「電気石」と呼ばれています。
名前の由来はスリランカの言葉で「宝石の砂や小石」を意味する(Turmali)にあるとされ、さまざまな色を発する多色性は他に類を見ない宝石と言えます。
ひとつの結晶の中で上下で色が異なっていたり、内側と外側とで色が異なるものもあり、その二色性もトルマリンの特徴です。
色を明示してブラックトルマリン・ピンクトルマリン・グリーントルマリンなどと呼ぶ場合と、赤色系を「ルベライト」、グリーン系を「ベルデライト」、ブルー系を「インデッイゴライト」などと呼ぶ場合とがあります。
色彩豊かなトルマリンの中で、ピンクトルマリンが10月の誕生石とされています。
和名 | 電気石(でんきいし) |
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石言葉 | 吸引・浄化・調和・健康 |
効果 |
トルマリンは、古くからさまざまな民族で神聖な儀式や病気の治療に用いられてきました。 トルマリンがプラスとマイナスの電気を帯電し、摩擦することでマイナスイオンを発生させることから、水や空気を浄化し、心身のストレスやイライラをやわらげてくれる効果があるといわれます。 ピンクトルマリンはロマンチックな恋を呼ぶ石。また優れた浄化力によって終わった恋も浄化して心身のバランスを取る手助けをしてくれる石とされます。 愛情表現の力をアップさせ、若さや美しさ、女性的な魅力を引き出し、美容効果を高めるとされ、女性にとって嬉しい効果が期待できる石です。本命の彼に打ち明けたい人には心強いお守り石になりますね。 同性同士でも、友情が深まり仲間の絆を強くしてくれます。 どの種類のトルマリンにも共通して、身体に有害な電磁波を防ぐ効果がありますので、携帯電話やパソコンなどをひんぱんに使っている方にもおすすめです。 |
オパール(Opal)〜創造力を高める、希望の石〜
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オパールは二酸化ケイ素に水が加わったシリカ鉱物です。低温状態(摂氏100度以下)で少しずつ、ゆっくりと珪素が堆積することによりできあがった「堆積性」のオパールと、火山活動の影響により、比較的短い時間で、高温の状態で形成された「火山性」のオパールとがあります。
どちらも鉱物としては珍しい非結晶質の石で、水分が多いため硬度も非常に柔らかな石です。
名称は古代インドのサンスクリット語の宝石を意味する「ウパラ」に由来するといわれています。
オパールは、その色彩の特性から、プレシャスオパール、ファイアオパール、コモンオパールの3種に分類されていて、見る角度によって変化しながら虹色に輝く遊色効果を持つタイプをプレシャスオパールと呼び、これに対してきらめかないタイプをコモンオパールと呼んで区別しています。
色彩は豊かで、ブルーやブラック、オレンジ、ピンクなど、沢山の種類があります。
和名 | 蛋白石(たんぱくせき) |
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石言葉 | 希望・無邪気・創造・幸運 |
効果 |
見る角度によって色が変化する遊色現象が最大の魅力のオパール。オパールは数ある石の中でも非常に明るいエネルギ―を持つ、幸運の石です。 オパールの持つ独特の光は自由なエネルギーの象徴です。 「希望の石」として、ネガティブな気持ちを取り去り、希望達成のための積極的な行動力へと導く効果があるとされています。 オパールは全般的に、幸運を呼び込む力とクリエイティビティを高める力が強いとされていますが、これはオパールが今ある人生をより楽しむ為に必要な心の持ちかたを教えてくれる石だからでしょう。 人生の暗闇に希望をもたらすような明るさに満ちたオパールは、憂鬱を払い、何事にも囚われない柔軟さや人に左右されない自分自身の核を作ることを助けてくれる石とされています。 創造性を高め、内面の隠れた才能を引き出す力に優れる為、アーティストなどクリエイティブなことをしている方にも特にオススメの石です。 色彩豊かなオパールの中で、ピンクオパールは女性性を強く象徴する石の一つです。 愛情に満ちた自己表現力を高め、自分の持つ魅力を前に出せるようにサポートしてくれる石と言われていますから、女性の「愛され力」アップのお守りにおすすめです。 |
11月の誕生石
シトリン(Citrine)〜繁栄と富をもたらす、幸運の石〜
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シトリンは黄色く色づいた水晶です。
水晶が微量の鉄を含むことによって黄色く発色したものです。
柑橘系の果物「シトロン」に色合いが似ていることから名づけられました。
見た目がトパーズに似ていることから「シトリントパーズ」として売られたこともありますが、トパーズとはまったく別の石です。
天然の状態で発色しているものは少なく、アメジストに人為的な熱処理を加えることで黄色く変化させたものが市場の大半をしめています。
和名 | 黄水晶(きすいしょう) |
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石言葉 | 富・幸運・商売繁盛・健康 |
効果 |
シトリンは太陽の象徴とも呼ばれる、明るいエネルギーを持つ石です。 古くから商売の繁盛と富をもたらす「幸運の石」として大切にされてきました。 その太陽のようなエネルギーは、はつらつとした積極性をはぐくむ助けとなり、希望や勇気など明るい気運をもたらしてくれると言われています。 温かな陽だまりのような石、シトリンはその波動で冷えた心を暖め、傷ついた心を癒してくれます。 持ち主を明るく太陽のような性格になるようにサポートしてくれるので、まわりの人とのコミュニケーションが苦手な人やネガティブ思考に陥りやすい人にもおすすめな石です。 金運・財運を呼ぶ石、繁栄と富貴をもたらす幸運の石として古くから護符として使われてきた石ですから、これから新しく事業を始めようとする人や会社をもっと拡大したいと願う人にも心強いお守り石になりますね。 |
トパーズ(Topaz)〜平静をもたらす、知性の石〜
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トパーズは、日本でもよく採取されるなじみ深い鉱物です。
色彩は変化に富んでおり、白色、黄色、青色、ピンク色、紫色、時には、赤色の結晶も存在します。
しかし、本来の色は無色透明で、発色の原因は結晶構造の歪みにあると考えられています。
トパーズの名前はギリシア語の(捜し求める:Topazos)に由来するという説、紅海に浮かぶ島「トパシオン」に由来するという説、サンスクリット語で「火」を意味する「トパズ」に由来するという説など、多くの説があります。
宝石用に用いられているトパーズは、ブラジルを始めとした海外産のトパーズがほとんどで、やや赤みを帯びた黄色(インペリアルトパーズ)が一般的、ピンク色をしたトパーズはもっとも高く評価されています。
単色のもの以外にも、ミステリックトパーズと呼ばれる虹色に輝くステンドグラスのような色彩を持つものもあります。
トパーズの色彩は、光や熱で人工的に変化させることが容易で、現在流通しているブルートパーズは放射線を照射して着色したものがほとんどです。
和名 | 黄玉(おうぎょく) |
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石言葉 | 友情・友愛・希望・潔白・誠実 |
効果 |
トパーズは勇気を持って未来に進む為のサポートをしてくれる石と言われています。 心の平穏をもたらすとされ、嫉妬や陰謀などから持ち主を守り、枕元において寝ると夢遊病を富め、憂鬱を払って明るい希望をもたらすともされています。 持ち主にとって必要なものと出会わせてくれる石。トパーズは、仕事、恋愛、人の縁など自分が望むもの、自分にとって必要なものを見つけやすくしてくれるといいます。 専門分野を極めたい人や高度な技術を習得したい人にもおすすめ。 自分の限界を感じるような困難に突き当たっても、あきらめずに目標達成できるよう導いてくれるはずです。 また、トパーズは古くから強い治癒力を持つとも言われる石です。 張り詰めた緊張を癒し、憂鬱や不眠症を改善してくれます。精神的に疲れたり、落ち込んだりしたとき、引きこもりがちになりそうなときに身に付けてみるといいですよ。きっと心に良い影響を与えてくれます。 |
12月の誕生石
タンザナイト(Tananite)〜インスピレーションを高め、人生を導く石〜
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タンザナイトはゾイサイト(灰簾石)という鉱物の一種です。
その名の通り、主な産地はタンザニアで、タンザニアのキリマンジャロの麓以外ではなかなか産出されない希少な石です。
正式にはブルーゾイサイトと呼ばれるものですが、ティファニー社が新しい宝石としてタンザナイトという名称で売り出したことで有名になり、タンザナイトの名が一般的には使われるようになりました。
産出したときのタンザナイトは褐色の部分が存在する青紫色の石ですが、2時間ほど加熱することによって、透明感のある濃い青色へと変化します。
宝石に利用されるのは、この加熱処理を施したしたものになります。
この石は多色性という特徴を持っていて、見る角度によって青色や紫色や灰色に変化します。
青色が一般的ですが、クロムを含むことにより緑色に発色したグリーンタンザンイトと呼ばれるものもあります。
和名 | 灰簾石(かいれんせき) |
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石言葉 | 冷静・先見・成功・豊穣 |
効果 |
タンザニアの夕暮れの色と言われるタンザナイトは、見る角度によって青や紫や緑がかった色に見える多色性からでしょうか、インスピレーションを高める石とされています。 人生における重要な局面や困難な状況において、複雑に絡んだ問題を一つ一つ解きほぐしながら、解決する助けとなってくれる石と言われています。 青色が冷静さを象徴していて、持ち主の自己認識力を高め、数多くの選択肢の中から正しいもの見極める力を与えてくれることで、人生をより良い方向に向かわせてくれる助けをしてくれます。 ネガティブなエネルギーを、ポジティブなものに変換する力にも優れているとされ、周囲からの影響を受けずに、自分自身の良い部分を上手く表現するのを助けるといわれています。 新しく物事を始める人や、悪い流れをよい方向に変えたいと感じている人には、お守りとして持つのにおすすめの石です。 |
ターコイズ(Turquoise)〜安定を招く、癒しの石〜
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トルコ石(ターコイズ)は銅とアルミニウムを主成分とする燐酸塩鉱物で、最も古い宝石のひとつです。
エジプトやインカ帝国の遺構からターコイズが使われたブレスレットや面などたくさんの装飾品が発掘されています。
ターコイズの名は、文字通り「トルコの石」と呼ばれたことに由来しますが、実際にはトルコで産出されたわけではなく、かつてトルコがその大部分の売買を行っていたことからそう呼ばれるようになったといわれています。
ターコイズは、薄い水色・青色・青緑色の地色に、黒や茶褐色の縞模様や斑点模様が浮かんだものが多く産出されます。この模様部分はマトリクスと呼ばれていて、宝石としては好まれませんが、ターコイズコレクターにとっては、模様の入り具合によって珍重され高値で取引きされています。
宝石としてもっとも美しいとされる色は、ロビンエッグ・ブルー(こまどりの卵の青色)とされています。
ヨーロッパでは昔からこの色が高潔さのシンボルとされてきました。有名なティファニーの「ティファニーブルー」もこの色に由来しているのだそうです。
和名 | トルコ石(とるこいし) |
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石言葉 | 友情・決断力・目標達成・成功・幸運 |
効果 |
ターコイズは、「天の神が宿る石」として危険や邪悪なエネルギーから持ち主を守り、勇気と幸福をもたらしてくれるとされる石です。古くから旅の安全を守る石としても愛用されてきました。 その空色を思わせる色彩のように非常に明るいエネルギーをもち、ネガティブなエネルギーを払いのけ、困難を乗り越えて願望を達成するためのサポートをしてくれるといいます。 ターコイズは空の力を象徴する石です。大空にむかい深呼吸するように、持ち主の蓄積したストレスを解消し、波立った感情を穏やかに鎮めるとされています。 心が休まらない人や、人間関係のストレスで心身ともに疲労している人におすすめです。 乾いた心に打ち水をするかのように、高ぶった感情をしずめ、目標に向かって前進する勇気を取り戻させてくれるはずです。 また、ターコイズは『友情の石』とも呼ばれています。人に贈り贈られることで心の絆をよりいっそう深める石ともいわれています。 大切な人へのプレゼントとしてもおすすめな石ですね。 守護石として、旅行などにも身に付けていくと、トラブルや災難回避の効果も期待できますよ。 |
ラピスラズリ(Lapis lazuli)〜幸運を招く、聖なる石〜
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ラピスラズリはラズライトというの鉱物です。
主要な産地はアフガニスタンで、世界に数カ所しか採掘されていない貴重な石です。
ラズライト中に含まれるイオウによって青色に発色しています。
名前はラテン語で「石」を意味する「ラピス」と、ペルシャ語で「青色」を意味する「ラズリ」に由来します。
日本名は青金石といい、瑠璃とも呼ばれています。古くから宝石として珍重されていて、エジプトのツタンカーメンの棺やシュメール文明のモザイク画に使用されているのは有名です。
日本でもシルクロードを通って伝わったものが正倉院の宝物庫に装飾品として残っています。
また、ラピスラズリは顔料としても古くから用いられてきました。
バビロニアやエジプトでは壁画に、日本でも岩絵の具として使用されています。
「群青色」はラピスラズリの石の色を指してます。
宝石としては、青が濃く、色むらが少ないほど評価が高くなります。
多くの場合ラビスラズリには白いカルサイト(方解石)と金色のパイライト(黄鉄鉱)が入っていますので、カルサイトとパイライトの入り方によっても評価が決まります。
カルサイトが少なくパイライトが満遍なく入っているものの方が一般的には高く評価されています。
和名 | 瑠璃(るり) |
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石言葉 | 幸福・知性・決断力 |
効果 |
ラピスラズリは星の瞬く夜空を連想させる美しい宝石です。 水晶と並び、古くから強力な霊石として世界の各地で使われてきた「聖なる石」です。 神につながる石としてさまざまな儀式や呪術に用いられてきたラピスラズリは、強力な邪気払いの石とされています。 「幸運を招く石」としても知られるラピスラズリ。邪気を退け、正しい判断力を高め、最高の幸運を呼び寄せる手助けをしてくれます。運が落ちていると感じたときや、進むべき道に迷いが生じたときなどに身につけるのがおすすめです。 ラピスラズリが呼び寄せてくれる幸運とは、表面的なものばかりではありません。潜在的に抱える問題を顕在化させ、それを乗り越えることで、心の成長とそれに伴う幸運を呼び寄せてくれるのだといいます。目先の幸運だけでなく、持ち主が正しい方向へ進むのを導いてくれるお助け石です。 邪念が退けられることで正しい方向への判断力と直観力が高まるので、企画を考えたり何かを創造するクリエイターさんにも効果が期待できます。 |